開発履歴

1986
EusLispの最初のバージョンがUNIX-System5/Ustation-E20上で走った。 フィボナッチバディのメモリ管理・M68020のアセンブラコードを生成するコンパイラ・ ベクトル/行列関数がテストされた。
1987
新しい高速型チェック方法が実現された。 他言語インタフェースとSunViewインターフェースが組み込まれた。
1988
コンパイラは、中間コードとして、Cプログラムを生成するよう 変更された。 コンパイラが中央処理装置と無関係となったため、 EusLispは簡単にUltrix/VAX8800やSunOS3.5/Sun3や/Sun4の上に移植された。 ソケットを使用したIPC機能が追加された。 ソリッドモデラーが実現された。 Common Lispの特徴の大部分が追加された。例えば、キーワードパラメータ、 再帰的データオブジェクトを扱うための表示フォーマット、 一般列関数、 readtables, tagbody, go, flet, や labels special forms, 等。
1989
Xlibインターフェースが作られた。 Cのような数式表現を読み込む%マクロが作られた。 マニピュレータのクラスが定義された。
1990
XViewインターフェースが稲葉氏により作成された。 レイトレーサが作成された。 ソリッドモデラーがCSG処理履歴を保持するよう修正された。 非同期入出力が追加された。
1991
動作拘束プログラムが比留川氏により作成された。 DEC stationに移植された。 Coordinatesクラスが2次元と3次元の両方の座標系を扱えるよう変更された。 Body組立関数が接触オブジェクトを扱えるよう拡張された。 接触オブジェクトのためのCSG処理が作られた。 パッケージシステムがCommon Lispと互換になった。
1992
2つの平面の結合や交差を求めるface+face*が追加された。 画像処理機能が追加された。 リファレンスマニュアルの第一版が発行され、配布された。
1993
Euslispは、全く変更がなかった。
1994
Solaris 2に移植された。 Solarisのマルチスレッド機能を用いて、マルチタスクが実現された。 XToolKitが構築された。 マルチロボットシミュレータMARSが國吉氏により作成された。 福岡で開催された日本ロボット学会学術講演会において Euslispのオーガナイズドセッションが開かれた。
1995
リファレンスマニュアルの第二版が発行された。



k-okada 2013-05-21