ルックアップテーブル (LUT)

LUTは,ピクセル(pixel)データを変換するためのベクトルデータである。



make-equilevel-lut levels &optional (size 256) [関数]

1次元の整数ベクトル(integer-vector)を返す。 そのベクトルは,0からsizeまでの値を0からlevelsまでの値に 線形的にマップする。 例えば,(make-equilevel-lut 3 12)は, #i(0 0 0 0 1 1 1 1 2 2 2 2)を返す。


look-up src dest lut [関数]

ルックアップテーブルlutを用いてsrcベクトルをdestベクトルに 値を変換して置き換える。 もしdestベクトルがNILのときは, srcベクトルと同じクラスで同じサイズのベクトルを作る。 例えば, (look-up #i(1 2 3) nil #(10 20 30 40 50))は, #i(20 30 40)を返す。


look-up2 src dest lut1 lut2 [関数]

look-up2は、ルックアップテーブルlut1およびlut2を連続的に使用して srcベクトルをdestベクトルに変換する。 srcとdestは、同じサイズの整数ベクトルあるいはバイトベクトル(文字列)である。


look-up* src dest luts [関数]

lutsは,ルックアップテーブルのリストである。 lutsから与えられるルックアップテーブルを連続的に使用して, srcベクトルをdestベクトルに変換する。


concatenate-lut lut1 lut2 &optional (size 256) [関数]

2つのルックアップテーブルlut1lut2をつないだ 新しいルックアップテーブルを返す。その新しいテーブルを使用することは, lut1lut2を連続的に使用することと同じである。


make-colors default-color-map [関数]

以下に示すデフォルトのカラーマップを作る。


*x-gray32-lut* [変数]

デフォルトカラーマップx:*colormap* に定義されている32階調のグレースケールのLUTである。 (aref *x-gray32-lut* n)は,32階調の内のn番目のグレー階調を返す。


*x-gray16-lut* [変数]

デフォルトカラーマップx:*colormap* に定義されている16階調のグレースケールのLUTである。


*x-color-lut* [変数]

デフォルトカラーマップx:*colormap* に定義されている幾つかの鮮明なカラーのLUTである。 登録されているカラーは, "black", "red", "green", "lightblue", "yellow", "orange", "blue", "magenta", "white"である。


*256to8* [変数]

0..255の範囲の整数を0..7の範囲に変換する256入力のLUTである。 その階調は,線形にマップされている。


*256to16* [変数]

0..255の範囲の整数を0..15の範囲に変換する256入力のLUTである。 その階調は,線形にマップされている。


*256to32* [変数]

0..255の範囲の整数を0..31の範囲に変換する256入力のLUTである。 その階調は,線形にマップされている。


*gray32* [変数]

グレースケールピクセルをXのカラーマップに変換するための256入力のLUTである。 これは、*256to32**x-gray32-lut*を連結して作られる。 グレー32階調のXwindowの表示可能なピクセル画像は*gray32*によって グレー256階調の画像を変換することにより得ることができる。


*rainbow32* [変数]

256階調のhue値をXのレインボーカラーマップに変換する ための256入力のLUTである。 これは、*256to32**x-rainbow32-lut*を連結して作られる。


k-okada 2013-05-21